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古伊万里様式
中国明朝の、新時代の染付や色絵磁器の文様、色絵を純粋に受け継ぎ、ヨーロッパと国内市場に応じた多様な作調を特徴としています。
江戸前期から中期以降にはオランダ連合東インド会社の東洋戦略により、肥前の量産体制も整備されると共に、和風の画題も加わり、江戸元禄期の頃には染錦や金襴手などの装飾的な傾向も認められるようになります。
純古伊万里様式の磁器は、中世ヨーロッパの王侯貴族の染付や色絵磁器に対する熱狂的な蒐集欲を満たしました。彼らは東洋の磁器を金銀よりも高く評価し、東洋の磁器蒐集を競い合い、「富と権力」を誇示するための個人のチャイナ・キャビネット(磁器収集庫)には莫大な数の磁器が収められました。
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柿右衛門様式 色絵菊花文花瓶 |
柿右衛門様式
有田の製陶技術が向上し、磁器の文様には琳派や狩野派の影響を受けた和風化が進む中、国内諸藩はもとよりヨーロッパへの輸出品として柿右衛門様式と呼ばれる完成度の高い焼物が、1650年代末に作られるようになりました。
柿右衛門様式は、日本人の美意識を見事に表出したもので、その大胆な白磁空間と、絵付けの絶妙なバランスに象徴される絵画校正に特徴があります。五彩でいろどられる色彩は、淡彩ななかにも明るさが認められ、洗練された印象を与えます。
人気の高い濁手(乳白手)は色絵専用の素地として生み出されました。特別に厳選された胎土、濁手特有の釉薬により完成した作品は、有田の輸出磁器の中でも最高峰のものであり、ヨーロッパ王侯貴族の間で空前の人気を博しました。
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