Kyoto Bisho

昔のモノ、今のコト

about

京都美商は、鎖国中に長崎の出島から海を渡りヨーロッパへ運ばれた、
古伊万里・柿右衛門や薩摩焼を里帰りさせること、
また多くの人々に美術を身近に感じていただくために1961年に創立されました。
創業当時、他社に先駆け江戸時代から明治時代にかけて輸出された作品を、
日本に里帰りさせ、美術館や多くの方々にご紹介することができました。
この実績は、作品を深く追求し専門的に扱う当社独自のスタイルとして、
現在に引き継がれております。

現在、収集・研究をすすめております近代今右衛門・柿右衛門は、
何代がどのような意図をもっていつ頃制作したものなのか、
またオールド バカラはサインがないために他の工房で制作されたものと混同され、
いつ頃つくられたのか判断が難しくなり、
制作当時は高い評価を受けながらも長い歴史のなかに、
埋もれ忘れ去られようとしていました。
これら優れた過去の文化遺産が研究されないまま分散してしまう前に、
正しい知識の基に再び表舞台へ戻し、後世へ正しく引き継ぐことが私たちの使命と考えております。
独自の研究成果をまとめた書籍は、多くの方から好評を得ており、
こうした永年の研究で得た知識を基に、
複数の専門家で構成した鑑定機関「AJA」を設け、
一般の方からの鑑定も受け付けております。

収集された作品は、全国百貨店での展示会や常設店舗、
井村美術館でご覧いただいております。

本来、美術工芸品は、作り手が誰かに喜びを与えたいという、
純粋な想いから創られるものでした。
移りゆく時代の中で、薄れつつあるこうした想いを、
より多くの方々に感じていただけるよう活動を続けてまいりますとともに、
京都美商は更なる文化の発展・保護の一助となるよう、
今後も研究を続けてゆきたいと考えております。

京都美商株式会社
井村欣裕